エッグペイントの塗料の主成分は卵の殻です。これに珪藻土などをブレンドすることで、暮らし心地をアップさせる機能性塗料にしています。
卵の殻は卵殻といって、硬質でその成分は約94%が炭酸カルシウム、厚さは0.26〜0.38mmの多孔質で、その小さな穴のことを気孔といいます。この気孔の数は、卵1個に7,000〜17,000もあります。この気孔でヒヨコの呼吸に必要な酸素を取り入れ、内部で発生した炭酸ガスを排泄するガス交換を行っているのです。
この気孔の持つ〝生命を生かすチカラ〟に注目して、私たちは数々の機能性壁材を開発してきました。それは卵殻をうまく再利用するリユースの活動でもあります。卵のチカラは安心なエコ力です。私たち人間の普段の身体を直接的に取り囲む住まいには、このエコ力が必要だと思います。
赤ちゃんやお子さんのいらっしゃるご家庭には特に不可欠な存在ではないでしょうか。この生命を生かすのと同じメカニズムを持ったエコ力には、生活臭などを吸収したり余分な湿気を吸収する働きもあります。
エッグペイント3つの特長
新しい選択肢
素色展開
エコスタイル
エッグペイントの塗料が出来るまで
- 卵を洗浄し機械で割る
- 洗浄し卵殻と卵殻膜を分別する
- 乾燥させた卵殻のみを集める
- 卵殻を細かく砕き乾燥させてパウダー化する
- パウダーを珪藻土等とブレンドする
- 完成したペイントを容器に入れる
- 倉庫より発送
エッグペイントのテストデータ
[消臭試験]
2 のテドラーバッグに試験サンプル(5cm×5cmのアルミ板にエッグペイントを塗り付けたもの)を入れ、約40ppm濃度のホルムアルデヒドガスを注入して、1時間経過時点においてバッグ内の残存ガス濃度を測定。その結果、ホルムアルデヒドをスピーディに吸着するという効果を確認することができました。
[吸放湿試験]
9.5mm厚×300mm角石膏ボードにエッグペイントを塗り付けたものを用意し、JISA6909/7.32 吸放湿性試験の試験方法に準じて行いました。(ただし4面側面はエポキシ樹脂の代替として防湿性アルミシーリングテープを使用) 24時間ごとに吸湿量を測定すると、エッグペイントでは1㎡あたり約48g、6畳間の天井と壁(合計30㎡)に施工した場合の想定で(48g×30㎡=)約1.5L(500mmのペットボトルで3本分)を吸湿するという結果を得ました。
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