従来、油の含浸しているコンクリート床面への接着は、きわめて困難とされ、完全に
油層の除去をし、さらに洗浄を行った後に、プライマーを使いモルタル・コンクリートを
接着する方法が行われてきました。
油層の除去には廃材処理というやっかいな作業も伴っています。オイルタックは、このわずらわしい油面の処理をしないで、あらかじめ油面床を洗浄材入りの水で表面を洗い、洗浄の成分が残らないようによく水を流した後で、表面をウエス・モップ等で水を拭き取り1/2の量のセメントを混ぜるだけですぐ施工できます。
■特性
油面における接着界面層の油を溶かしながら置換・含浸・吸着し、優れた接着力
が得られます。
■用途
油面の床・・・機械油、植物油、動物油(重油、軽油、ガソリン等)を使用している場所
上塗材・・・ウレタン、エポキシ、FRP、MMA、エステル、アクリル系の床材。
無機系のものは、同社のP2(ピーツー)を塗布してから(モルタル・コンクリート・石膏など)下地を気にせず従来通り施工
■塗布面積
12平米/缶
※注意事項
● オイルタックは水と混ざると硬化が早いため(約10分間)すばやく延ばしてください
● 仕上がり色はチョコレート色になります
● 水分が少ないと表面がブツブツと泡状になります
● 塗布量は下地凹凸により調整してください
● オイルタックを塗布した後にも油が浮く場合は再度塗布してください
● セメントは沈殿するので柄杓で混ぜながら塗布してください
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